率直に申し上げて、
｢当初は通常のマッサージの施術範囲が判別できなかった｣
どうしてこんなことを｢原告女性の供述が信用できる理由｣として挙げることができるのか理解に苦しみます。
むしろ、
原告女性の証言に信用性がない証拠になるはずです。
望んでいないのであれば、施術範囲かどうかは重要ポイントになり得ない
｢施術範囲｣という言葉から、
｢施術であれば許容できる｣と理解できます。
しかしながら、
上司が女性社員の肩に触れるだけでセクハラと言われることからもわかるように、
男性が肌に直接触れることに対して抵抗を感じない女性など存在せず、
ましてや、
胸･乳首･陰部を触られることなど、
施術に限らずどんな場面でも、望んでいなければ絶対に許容できないというのが経験則です。
施術範囲かどうかを確認するために乳首への接触を待つという不自然な行動
すなわち、
｢施術であっても嫌なものは嫌｣と無条件に拒絶されるものであり、
施術範囲は重要ポイントになり得ません。
さらには、
原告女性は、
｢ちょっと、紙のブラジャーの中に入り過ぎてきているんじゃないかなあっていう違和感は感じました｣
と被害者尋問で述べており、
要は、
｢徐々に乳首に近付いてきている｣
と認識しているということです。
そのように認識していながら、
どんな場面でも絶対に許容できない乳首への接触をどうして待つのでしょうか？
ましてや、
施術開始前に、
｢力が強過ぎる･弱過ぎるとか、そこは結構です･そこをもっとしてほしいなど、
何かあれば遠慮なく声をかけて下さい｣
と説明を受けていたにもかかわらず…
施術範囲を確認するため、
どんな場面でも許容できない乳首への接触をわざわざ実行させるのでしょうか？
乳首に近付いてきていると認識できたという抗拒不能になる前の段階で、
｢そこは結構です｣と言わないのは不合理で不自然と言うほかないように思いますが、
公平な目で客観的に見てあなたはどう思いますか？
また、
原告女性は、
｢すごいリラックスしている状態だった｣
とも証言していますが、
｢乳首に近付いてきている｣
と認識すれば、
女性は条件反射的にも身構えるはずで、
すごいリラックスしているというのは、
女性心理としてあり得ないのではないでしょうか？
質問を行っている女性検察官が女性の目で見た見解として、
｢ブラジャーに手が入っていった時点で、
わいせつ行為をされていると、すぐに気付けるようにも思えるんですが…｣
と述べていることから考えても、
｢すごいリラックスしている状態だった｣
というのは誰がどう考えてもあり得ないはずです。
表現を変えれば、
｢前戯の愛撫のように感じている姿を隠すことなく見せつけていた｣
と既に説明しましたが…
原告女性は既に性的に興奮状態で、
乳首に触れられることを待ち望んでいたとここからも合理的に推認できるはずです。
乳首への接触を意図的に待ちながら、接触されたら抗拒不能になるという不自然さ
さらに補足すれば、
施術範囲かどうかを確認するために乳首への接触を待っていたとすれば、
乳首への接触があった時点でどうするつもりだったのでしょうか？
触られた瞬間に、
｢そこは結構です｣と告げる時間さえないほど一瞬の内に抗拒不能状態へ陥ったのでしょうか？
最初に乳首への接触があった時、
条件反射的なものを含め一切の拒否反応が表れていないのは不合理で不自然と言うほかないように思いますが、
公平な目で客観的に見てあなたはどう思いますか？
原告女性にとって最も好ましい結果は何なのかを考えてみてください
常識的に考えて、
｢どこ触ってるのよ！｣といった怒りのクレームに備えて待っていた可能性はあり得ません。
なぜなら、
原告女性にとって絶対に避けたい最重要ポイントは｢胸･乳首を触られること｣で、
クレームなどもむしろ避けたい部類に入る行動であり、
男女を問わず、
｢面倒なことに巻き込まれたくない｣と考えるのが人間心理です。
そして、
抗拒不能になる前の乳首に近づいてきていると認識した段階で、
施術開始前の声掛けで伝えられていたように｢そこは結構です｣と告げれば、
最重要ポイントの乳首への接触を回避でき、クレーム行動も回避できるわけで、
原告女性にとって最も好ましい結果になるはずです。
原告女性にとって乳首への接触を待つ必要があった理由
最も好ましい結果を導くのではなく、乳首への接触をわざわざ待つという行動を選んだ理由は、
原告女性の支払い拒否に関係すると強く推認できます。
すなわち、
｢乳首などを触られたことを理由とした施術料金の踏み倒し｣を動機とした悪意に満ちた行動であり、
こう考えると、
乳首への接触を待つという不合理で不自然な行動を矛盾なく理解できる形となります。
公平な目で客観的に見てあなたはどう思いますか？
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