抗拒不能ではなかった証明~「キスを避けるために顔を背けた」という証言

「顔を背ける程度の抵抗をすることができたことについても、
わいせつ行為そのものに対して抵抗し得なかったことと何ら矛盾するものではない」

と一審の判決文に述べられていますが、
全く理論的ではなく、
判決文に述べられる内容とは到底思えないと言わざるを得ないように思います。
常識的に考えて、
口へのキスに抵抗できるのであれば、
乳首にキスされる時にも抵抗できないはずはなく、嫌だったら絶対抵抗するはずです。

公平な目で客観的に見てあなたはどう思いますか?
「何ら矛盾するものではない」という全く理論的ではない主張

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命の危険など感じていないからこそできる行動~抗拒不能ではなかった証拠

京都地検の論告要旨で、
「個室に2人きりだったので、もし抵抗とかして逆上されたり、
最悪殺されたりすることを想像して、怖くて抵抗できなかった」

論告要旨 命の危険
と説明されているほか、
朝日新聞デジタルで、
「やめてくださいと言いたかったが、室内には被告と自分しかいない。抵抗したら命が危ないかもしれない。
台所には包丁もあるはずと、恐怖で声を出せなかった。40分ほど耐え続けた」

朝日新聞デジタル 命の危険
と原告女性は証言しており、
そのような恐怖を本当に感じていたのであれば、
命をかけて顔を背けての抵抗などできるはずはありません。

したがって、
抵抗できているということは、
命の危険など感じていなかったという明らかな証拠
です。
そして、
命の危険など感じていなかったということは、
抗拒不能ではなかったことを示す明白な証拠ということです。

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口へのキスに抵抗しながら陰部へのキスに抵抗しないという明らかな矛盾

陰部へのキスは足を閉じるだけで不可能となり、
顔を背けて口へのキスを避けるのと同様にごく簡単な行動ですが、なぜか足を閉じて抵抗していません。
常識的に考えて、
この不自然で奇異な行動に対し、
判決文のように「何ら矛盾するものではない」と理解する人は皆無と断言して差し支えないと私は思いますが、
公平な目で客観的に見てあなたはどう思いますか?

口へのキスには抵抗し、乳首・陰部には抵抗しないという奇異な状況の発生理由

「キス以外は何でもやって下さいと依頼してきた女性もいた」と被告人質問で説明したように、
彼氏でもない初対面の男性との一夜限りの恋といった場合、
唇は非常に神聖な場所といった女性心理が存在し、
愛のない口へのキスは絶対に嫌という女性が多く、一般的にも知られる女性の典型的な割り切り方です。
そして、法の番人という立場にある人であれば、この種の女心が存在することを当然把握しているはずです。
なお、
私の代理人弁護士は、
上告趣意書において、
恋愛感情のない相手に対して口へのキスを拒否するのは、
風俗店の女性にも見受けられる行動
という一般的にも知られる例を挙げて説明しています。
弁護人上告趣意書 P8 弁護人上告趣意書 P9

口へのキスは嫌という形で一夜限りの恋を楽しんでいたと考えれば不自然さが解消

口へのキスには抵抗し、乳首・陰部へのキスには抵抗せずに受け入れるといった奇異な行動は、
愛のない口へのキスは絶対に嫌という形で一夜限りの恋を楽しんでいたと考えれば、
矛盾なく話がつながり、不自然さがすべて解消する形となります。
表現を変えると、
既に説明したように、
変に抵抗したら命が危ないと抗拒不能だったのであれば、
口へのキスに命をかけて抵抗するなどできるはずがありません。
したがって、
真実は、
彼氏でもない男との口へのキスは本当に嫌で嫌で仕方がなく、
命の危険も感じていないから抵抗した形
です。
そして、
乳首や陰部は、望んでいなければ絶対に触らせる場所ではなく、
嫌だったら絶対に抵抗するはずで、もっとしてほしいから抵抗しなかった

としか考えられません。
公平な目で客観的に見てあなたはどう思いますか?

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「抗拒不能の状態」に関して明らかに理論破綻している京都地検の主張

論告要旨で京都地検は、
「キスをされるのではないかなどという嫌悪感から顔を背けた」
という原告女性の証言に追随し、
「被告人の顔から逃れるために顔を左側に背けて右肩を浮かせたり、
顔を被告人の方に向かせられそうになって抵抗したりしたものと見ることができる」

論告要旨 理論破綻 口へのキスに抵抗
と説明しています。
すなわち、
抗拒不能と繰り返し主張しながら、この行動を抵抗として認識しているわけで、
抵抗できる状態にあったと認めていることになります。
したがって、
明らかに理論破綻しており、
京都地検が意図的に抗拒不能と無理矢理主張していることの証明です。

公平な目で客観的に見てあなたはどう思いますか?

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